About the Course
ソルフェージュは作曲家が命を削って書き残した楽譜から、作曲家の真意をなるべく正確に読み取るために必要な能力を補ってくれるものです。また、違う言葉の特徴(言いまわし)を持った色々な先生のレッスンを受けるときに、楽典や楽語の知識が共通言語となり、認識のずれを減らしてくれることでしょう。更に、ピアニストとして活躍するためには、短い時間で譜読みする能力や、少ない練習で曲を完成させて、それを確実に覚え、時間が経ってもより忘れない能力や、和声の響きに対する感覚を持っていることも重要です。また小さな目的ではありますが、音楽学校の受験課題でもあります。専門コースのレッスンを受ける方には、ソルフェージュのある程度の知識と実力がつくまで、私の教室に限らず、通いやすいところでソルフェージュのレッスンを受講することを、お願いしております。
内容:
聴音(単旋律、二声、和声)
初見視唱
初見視奏
楽典など
講師
高橋いつき
1983年生まれ。4歳よりピアノを始める。 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、 東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、ドイツに留学。 ハンブルク音楽演劇大学を、 最高成績優秀者におくられるMasefield賞を得て卒業し、 その後、ウィーン国立音楽芸術大学大学院を卒業、 同ポストグラドゥアーレ課程を修了。 2014年度-2018年度、東京藝術大学音楽学部 附属音楽高等学校ピアノ科非常勤講師。 現在、株式会社KLASSE代表取締役。 これまでにピアノを松村美智子、金子勝子、弓削田優子、 倉沢仁子、播本枝未子、辛島輝治、東誠三、 Ralf Nattkemper、Roland Keller各氏に師事。 ソルフェージュを野平一郎、林達也、 室内楽をMeinhard Prinz、Marialena Fernandes、 歌曲伴奏をDavid Lutz各氏に師事。