KLASSE通信 第7号 2018/06/08
来春(時期未定)、さいたま市浦和区東仲町に引っ越す予定です。先日地鎮祭がありました。浦和駅の東側(北口より)徒歩4分のところです。
現在レッスンしているところは売りに出す予定ですので、お知り合いに防音室が2つある物件(1つは24時間演奏可能)をお探しの方がいらっしゃいましたら、ご紹介していただけましたら幸いです。詳細が必要な方はご連絡下さい。
東京藝大ジュニア・アカデミー
2017年春より東京藝術大学音楽学部は中学生を対象とした東京藝大ジュニア・アカデミーを
開校しました。その第2期生として今年の4月からH.S.さんが通っています。
アカデミーの様子などをH.S.さんにインタビューさせていただきました。
Q.受験では楽しく演奏出来ましたか?
審査員の先生が想像以上に多かったので、最初は緊張しましたが、音が良く響いて気持ち良かったので思い切り弾くことができました。
Q.アカデミーではどのようなことを勉強したいですか?
①.ピアノではバロック、古典の曲を中心に勉強したいです。ソルフェージュでは楽典、特に音程を答えることが苦手なのでしっかりと学びたいです。
②.8月に室内楽のレッスンがあり、とても楽しみにしています。他の楽器と合わせて演奏する機会はめったにないので、事前の準備をしっかりしておこうと思います。
Q.アカデミーのレッスンはどのような様子ですか?
大学の教室でソルフェージュを2時間、ピアノを1時間勉強しています。
ソルフェージュはグランドピアノが置いてある30人くらいが入れる学校の教室のようなところで、ピアノはグランドピアノが2台並んでいて、聴講するスペースが少しあるくらいの部屋です。
Q.ソルフェージュのクラス分けテストはどのような試験がありましたか?
音程や楽語、リズム打ち、聴音、歌などです。聴音は旋律、二声、四声が出て、比較的良くできましたが、楽語はとても難しかったです。
Q.今年1年の目標は何ですか?
①.今まであまり取り組んでこなかった曲(特にバロック、古典の曲)を中心にしっかり勉強したいです。
②.来年3月に予定されている成果発表会で上手に演奏できるようにしたいです。
Q.通い出して意識に変化はありましたか?
①.レッスン時間が短いので、きちんと仕上げて持っていけるように、日頃からの練習を集中して取り組むようになりました。
②.電車やバスなどの公共交通機関を一人で利用できるようになりました。
Q.どんなことを大切にして毎日生活していますか?
学校での生活を第一に考えています。当たり前のことですが、遅刻はしない、宿題は家に帰ったらすぐに取りかかり絶対に忘れない、部活動などを通じて友達との関わりを大切にしています。
それから、日頃支えてくれている父や母、祖母、いつも見守ってくれている亡き祖父に対して感謝の気持ちを忘れずに生活しています。
Q.アカデミーの同級生にはどのような子がいますか?
コンクールにチャレンジしたり、地元で演奏活動を頑張っている人がいたり様々です。
一番遠い子が滋賀県で、毎回朝3時に家を出てお父さんが運転する車で通っています。また、僕と同じ栃木県から通っている子もいます。栃木県学生音楽コンクールで小学校1年生から4年生まで毎年戦ってきたライバルです。
Q.ピアノ合格者の学年比、性別の内訳を教えて下さい。
ピアノ………………………中学2年生:2人(男2)
中学1年生:3人(男1、女2)
管楽器(トランペット)…1人
弦楽器(ヴァイオリン)…3人 合計:9人
Q.アカデミーに入ってから新たに感じる課題は何ですか?
歌が苦手なので、レッスン中に先生から「声をもっと高く!」、「大きな口を開けて!」と注意されます。ピアノの演奏は「うたごころ」が大切なので、恥ずかしがらず気持ちを込めて歌えるようにしたいです。
Q.得意なことは何ですか?
①.小学校2年生から始めたバスケットボールです。周りには反対されましたが、どうしても続けたかったので、中学校でもバスケットボール部に入部しました。
②.最近料理をするようになりました。ヒット作はポテトサラダと肉団子です。
Q.アカデミーをお勧めするポイントはどこですか?
①.滅多に入ることが出来ない藝大の校舎に入れることです。
②.今まで知らなかった人達とピアノを通じて交流が持てるようになることです。
③.素晴らしい先生方から教えてもらえることです。先日は外国人の先生のレッスンがありました。今まで教えてもらったことのないような表現方法などを学ぶことができてとても楽しかったです。
Q.小学校生活でやり残したことはありますか?
ピアノ、バスケ、勉強(?)と夢中になって取り組んできたので特にありません。
Q.音楽について悩みはありますか?
①.体、特に手が小さいのでオクターヴが沢山ある楽曲は厳しいです。ベートーヴェンやシューマン、ラフマニノフやプロコフィエフなど弾きたい曲があっても、今はまだ挑戦できません。その代わり、今、できることをしっかり勉強して身につけるようにしたいです。
②.クラシックコンサートやオペラ鑑賞をしたいのですが、ピアノを弾くことに精一杯で、時間の余裕がありません。自分の演奏の幅を広げるためにも、できるだけ生演奏を聴きに行きたいです。
選ばれた人の中で勉強できることはとても刺激になりますし、同年代の同じような志を持った人と一緒に切磋琢磨できることは、のちのちの大きな財産になります。毎回毎回レッスンの準備をするのは大変だとは思いますが、自分の良さを伸ばしながらのびのびと成長していってくれたら嬉しいです。
発表会のお知らせ
2018年6月10日(日)12時開演 (16時終演予定)。さいたま芸術劇場小ホールにて、発表会を開催いたします。是非、ご来場下さい。