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KLASSE通信 第13号 2022/12/14

 今年も押し詰まってまいりました。年に一回くらいしか更新のないニュースレターですが、読んでくださってありがとうございます。来年も良い年になりますように。

柴田陽人さんが、全日本学生音楽コンクール全国大会で第3位、東京大会で第1位を受賞しました。全国大会直前のおさらい会には、たくさんの方が応援に駆けつけて下さり、ありがとうございました。当日はさらにパワーアップした演奏を披露してくださいました。 そんな柴田陽人さんがアンケートに答えてくださいましたのでご紹介します。 陽人君にとって、学生音楽コンクールとは、どのようなものですか。 今年1番勝負をかけたいと思っていたコンクールだった。全国大会に行き、3位以内に入ることを目標にしていた。たくさん辛いことはあったが、目標のために頑張ることができた。 本選のスカルボと全国大会のスペイン狂詩曲は それぞれ、どのような理由で選曲しましたか。 スカルボ…本選は絶対通過したいと思っていた。以前、日本演奏家コンクールでこの曲で2位を獲れたので、自信をもって弾けると思ったから。 スペイン狂詩曲…最初は違う曲を予定していたが、江口先生にこの曲の方が合っていると勧めて頂いた。 スカルボはどのようなことを大切にして取り組みましたか。 初めてこの曲を聴いた時に、何をイメージして作曲したのかが全く分からなかった。弾くにあたり、まず曲名であるスカルボとは何かを調べ、考えた。動き回るいたずら好きな悪魔、ということで演奏に軽快さ、鋭さを出すことを意識した。 一度弾いたことがあったので、一から見直して細かいところから音楽を作っていった。 スペイン狂詩曲の好きなところはどのようなところですか。 スペインの2つのタイプの違う踊りが使われていて、情熱的なところもあればリズムカルな部分があり、弾いていても聴いていても楽しいところが自分は好きだ。 技術的にはかなり難しいが、自分の良さを出すことが出来る曲だった。 全国大会で演奏し終わった瞬間に何を思いましたか。 演奏し終わった瞬間は弾ききったと言う気持ちが強く、何を思っていたのか全く覚えていない。 舞台袖から出る時にはホッとしたのと同時に、ミスをしてしまったことを反省していた。だけど、自分がやりたいことは出来たと思った。 今回のコンクールでの取り組みで一番難しかったことはなんですか。 特に全国大会の曲は短時間で仕上げたので、曲をまとめるのが大変だった。1ヶ月という期間で仕上げ、入賞することが出来た。これは自分のなかでも自信がついた。 練習への向かい方。自分で自分を上手くコントロール出来ず、周りのたくさんの人に迷惑を掛けてしまった。賞を頂けたのも、支えてくれた方々のお陰です。感謝しています。 どんな演奏家になりたいですか。 またそのためには、何が必要だと考えていますか。 自分はミスが多く、克服しなければいけないと思っている。演奏をする際は、ミスをしないことはもちろん大切だとは思っている。でも、自分はそのような囚われた演奏は好きではない。 舞台に立つときには、ミスをしないようにとはいつも心掛けているが、それ以上にお客さんに自分が思い描く世界が届くような演奏をしたいと考えている。これから演奏家になったとしても、心に残るような演奏、また聴きたいと思ってもらえるような演奏をしたい。 終わった後に、感動した、また聴かせてくださいなどと言って頂けることが何より嬉しい。 これからもさらに練習を重ね、良い演奏をして、もっと上を目指せるように頑張っていきたい。 これからも応援宜しくお願いします。

 

PTNAでは、小学6年生の大澤英怜七さんがE級で銀賞を受賞しました。 公式チャンネルで動画が公開されていますのでご紹介します。




昨年の日本クラシックコンクールでは、当時高校1年生の島田瑚子さんが第2位を受賞し、今年の受賞記念コンサートで、ショパンのピアノ協奏曲第1番第1楽章を演奏しました。 公式チャンネルで動画が公開されていますのでご紹介します。



2022年は4月と8月に発表会を開催しました。2023年はいろいろなところの会場の改装が重なり、発表会の開催は予定しておりませんので、おさらい会をいつもよりは頻繁に開催するつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。



 

正統派ヴァイオリニスト林悠介さんを迎えて、ヴァイオリンとピアノのための名曲をお届けします。 



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