藝高合格おめでとう特集 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校の入学試験に生徒さんが挑戦し、合格いたしました。質問に答えていただきましたのでご紹介いたします。 入試のスケジュール 2025年9月16日 13:00課題曲発表※ 1月19日 翌日の呼び出し時間の発表 (ピアノ科34名受験) 1月20日 ピアノ実技試験 A課題、B課題のどちらか 1月21日 ピアノ実技試験 A課題、B課題のどちらか 1次合格者発表 (ピアノ科16名合格) 1月23日 音楽科目試験 1月24日 学科試験 面接 1月25日 最終合格者発表 (ピアノ科11名合格)
※2026年度課題曲

質問に答えて下さったNさんは、小学5年の4月にはじめてレッスンにいらっしゃいました。コロナ渦ということもあり、オンラインレッスンをしている先生が多い中、対面でレッスンしていた私のもとにいらしていただきました。
それまでの習っていたメソッドが、古典派以前の作品に偏っているものでしたので、ペダルの踏み方、腕の使い方、テンポの変化の仕方など、様々なテクニックを習得するのにとても時間が必要でしたが、いつもニコニコレッスンにいらしていただけることが救いでした。
また、芯のあるしっかりとした打鍵は彼女の特徴で、私はこの彼女の音が大好きです。この音は、それまでの教育で培ったものではあるとは思いますが、今思えば、彼女の性格と、密接な関係があるのではないかと思っています。
お母さまもピアノの先生でいらっしゃるので、演奏する機会もあり、お母様が家で練習することがあったようですが、「お嬢さんの前で弾く姿を見せないで下さい」とお願いするのはとても心苦しかったです。
中学に入ってからは、ピアノの成長が思うようにいかず、特に二年生の頃は大変でしたが、三年生になって、学校の環境も改善されたおかげで、ピアノへの取り組みも徐々に好転していったように思います。
九月の課題曲が発表されてからは、「これ以上ないくらい毎日努力した」と思える取り組みでした。最後のレッスンの帰り際に、「本当によく頑張ったね。」と私が言ったら「頑張りました。」と、晴れやかな顔で答えてくれたことが、とても印象に残っています。 (課題曲選択) バッハ:トッカータ ト長調 BWV916
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 作品10-4
シューマン:パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 作品3より 第1曲 イ短調
ベートーヴェン:ソナタ 第15番 ニ長調 作品28「田園」 【幼いころのこと、または全般】
ピアノをはじめたきっかけを教えてください。
家にピアノがあったからです。
藝高を目指すようになったのはいつですか。きっかけは何ですか。
ピアノを弾くことが楽しかったので、音楽の学校に行きたいと思いました。
日本一の学校に行ってみたいと思ったからです。
どのようなことに気を付けて練習しましたか。
拍が崩れないようにすることと、強弱をきちんとつけることを意識しました。
【課題曲(9月中旬)が出てから試験まで】
練習時間は平均何時間でしたか。
平均9時間。最後の2週間は13時間練習しました。
どのようなことを心がけて生活しましたか。
試験当日と同じ時間に起きる事と、お腹がすいたらご飯を食べました。
心配だったことはありますか。
エチュードで指番号を間違えないかと、本番急いで弾いてしまわないかです。
ソルフェージュ、初見視奏、新曲視唱の対策について、
おすすめの教材などがあったら教えてください。
新訂 独習聴音問題集上
和声聴音 627
ヤマハ(YAMAHA) ピアノ初見練習曲集 5
入試のために利用したコンクールや本番練習の機会を教えてください。
日本クラッシック音楽コンクール
バッハコンクール
教室のおさらい会
ベートーヴェン国際音楽コンクール
当日落ち着いて演奏するために、気を付けて練習したことは何ですか。
前日は少し遅めでずっと練習していました。
前日はどのように過ごしましたか。
暇さえあれば弾いて、疲れたら休みました。
入試で一番苦労したことは何ですか。
自信を持って弾けるようになることです。
受験生がみんな上手いので、合格できるか心配でした。
【試験中】
試験会場の響きとピアノの状態を教えてください。
A会場…先生の教室ののスタンウェイDに弾いている感覚は近かったです。
ペダルが濁ったら一瞬でバレてしまうので、ペダルをあまり踏まない曲で良かったなと思います。
B会場…響くという噂を聞いた割には、響かなかったので驚きました。
自分では音が柔らかいのか、もこもこしてしまっているのか、よくわからず怖かったです。
自分の音をリラックスして聴き始めたら、「このピアノ音綺麗だな」と思いました。
面接で何をきかれましたか。
4日間の入試はどうでしたか?
中学校で早退が多いのはどうしてですか?
高校生になったら毎日学校に来ることができますか?
持っていくと良いものはありますか。
カイロ、メトロノーム
【今後について】
藝高でどんな勉強がしたいですか。
アンサンブル
将来の夢は何ですか。
コンサートを開くことです。
どんな音楽家になりたいですか?
聞いてくださった方が無意識に「きれいだな」と呟いてしまう音楽家です。
藝高を目指す後輩にアドバイスをお願いします。
合否が関わってくるので不安になりますが、「自分がこの曲で示したいことは、こうだ」ということを忘れない事が大切だと思います!
素敵な回答をありがとうございました!
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年はコロナの規制も緩和され、海外の演奏会やマスタークラスに参加したり、オーケストラと演奏したり、生徒さんの活躍の場もたくさんいただき、充実の一年となりました。2024年もありがたいことに、オーケストラとの共演をはじめ、いくつもの演奏会に生徒さんが出演予定です。それぞれの成長の途中で、今できる精一杯の演奏をお客様に届けられるよう、お手伝いしたいと思います。 2024年5月26日(日)、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールにて、発表会を開催いたします。どうぞよろしくお願いいたします。ぼちぼち選曲します。 昨年末にインタヴューを受け、第1回は幼いころのことや家族のことを文章にしていただきましたので、ご紹介いたします。是非、♡ボタンを押してください! 続きはこれから公開予定です。ぜひブックマークをして更新をお待ちください。第2回では、現在のこと、どのようなことを大切にして指導にあたっているかなどをお話しさせていただいております。 「わたしは弾く人ではなく教える人になろう」ーー高橋いつき先生|響八朔 今回は、浦和にある「高橋いつきピアノ教室KLASSE」代表の、高橋いつき先生をご紹介します。KLASSEは2013年に北浦和で設立され、2019年に現在の浦和の教室ができました。本格的に音楽家を目指す子ども向けに、専門的なレッスンが行われています。 2023年の一年間、主人がYouTubeチャンネルにて「全音ピアノピース毎日演奏チャレンジ」に取り組み、365曲の動画が無事に公開されました。文字通り、チャレンジだったと思います。私はほとんど手伝えずに、主人は練習と収録に追われる毎日でしたが、彼は彼の譜読み能力と、これまでに蓄えた知識と、一度やると決めたらやり通す信念をもって、やり遂げたと思います。応援してくださった皆様、ありがとうございました。 この動画がこれからもずっと皆様の人生のひとときを彩りますように。 2024年2月25日(日)昼の部14:00開演、夜の部18:00開演@中目黒GTプラザホール 当教室のアシスタント講師である、本荘悠亜先生が出演する演奏会です。 とても珍しい演奏会だと思います。限定80席です!! 昨年一年間の生徒さんの演奏を、ご紹介いたします。 コンクールの公式チャンネルで公開されたものです。 2023年3月22日、第44回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会にて、当時高校2年生の柴田陽人さんが第1位を受賞しました。 2023年3月26日、第46回ピティナ・ピアノコンペティション 入賞者記念コンサートにて、当時小学6年生の大澤英怜七さんが、モシュコフスキ作曲のスペイン奇想曲 イ短調 作品37を演奏いたしました。 2023年3月30日、第44回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会にて、当時小学6年生の中村碧さんが第3位を受賞しました。 今年も佐藤卓史の音楽史講座を再開する予定です。
1月28日(日)15:00 中期ロマン派と国民楽派 (ショパン、チャイコフスキー、ドヴォルジャーク、グリーグ…)
2月23日(祝)時間未定 近代音楽の始まり (フォーレ、サティ、ドビュッシー、ラヴェル、スクリャービン…) 過去のニュースレターはこちらをクリックしてください。 |
更新日:1月31日
藝高合格おめでとう特集 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校の入学試験に一人の生徒さんが挑戦し、合格いたしました。質問に答えていただきましたのでご紹介いたします。 入試のスケジュール 2022年9月12日 13:00課題曲発表※ 1月19日 翌日の呼び出し時間の発表 (ピアノ科44名受験) 1月20日 ピアノ実技試験 A課題、B課題のどちらか 1月21日 ピアノ実技試験 A課題、B課題のどちらか 1次合格者発表 (ピアノ科16名合格) 1月23日 音楽科目試験 1月24日 学科試験 面接 1月25日 最終合格者発表 (ピアノ科12名合格) ※2023年課題曲

質問に答えて下さったAさんは、小学4年の終わりにはじめてレッスンにいらっしゃいました。もともといろいろな曲がすらすらと演奏できる子でしたが、私は手の形がずっと気になっていて、はじめのころはずっとレッスンの半分はつまらないことばかりを教えていたと思います。自然な歌心もあり、いわゆる「変なこと」をしないところには、たくさん助けられましたが、レッスンで何か一つ直すと、その時の「言葉」をずっと覚えて練習に取り組むので、結局良い感じに向かっても、その良いところを通り越してさらに逆のところまで行ってしまうことがありました。私のせいで自然な音楽が失われないようにするには、どのような声がけをすれば良いのかと、試行錯誤したのは、今では遠い思い出です。 (課題曲選択) バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第1番 ハ長調 ドビュッシー:「ピアノのために」より「トッカータ」 ベートーヴェン:ソナタ 第16番 【幼いころのこと、または全般】 ピアノをはじめたきっかけを教えてください。 Aさん CASIOのキーボードを一歳過ぎからおもちゃにして遊んでいました。 それから母に教わるようになりました。子供向けのコンサートなどが大好きでよく連れて行ってもらっていました。コンサートが終わるとショックで泣き叫んでいた子だったそうです。笑 藝高を目指すようになったのはいつですか。きっかけは何ですか。 Aさん 小学生の頃は藝高なんて行ける訳ないじゃんと思っていましたが、KLASSEの先輩達が藝高に行っているのを知って具体的に考えるようになりました。 中学3年間コンクールに沢山挑戦して少しずつ自信をつけました。 どのようなことに気を付けて練習しましたか。 Aさん とにかく本番に沢山チャレンジしました。コンクールだけでなく地元のピアノマラソンなどの行事に積極的に参加し、演奏の機会を増やしました。 また、小さい時からお話を作るのが大好きだったので曲を聞いたときに絵を書いたりお話を作ったりしてその風景を楽しみながら弾いていました。 【課題曲(9月中旬)が出てから試験まで】 練習時間は平均何時間でしたか。 Aさん 平日が4〜5時間、休日が6〜7時間やっていました。 1セットを90分として休憩を挟みつつ練習しました。 人間の集中力の限界が90分らしいのでこの時間設定にしています。 毎日、(受験期間以外も)練習と生活の記録をつけています。 その日の課題を次の日に解決できるようにしています。 どのようなことを心がけて生活しましたか。 Aさん 睡眠時間を多くとったり、お風呂屋さんにいってリラックスしたり、脳を休めることを心がけました。 心配だったことはありますか。 Aさん コロナやインフルエンザが心配でした。あと怪我に気をつけました。 駅などの階段は手すりのそばを歩くようにしました。 学校の体育の球技は休んだほうがいいです! ソルフェージュ、初見視奏、新曲視唱の対策について、 おすすめの教材などがあったら教えてください。 Aさん ソルフェージュは、和光楽器のソルフェージュ教室に行っていました。 視唱は普段から歌が好きなのでその流れで練習していました。 視奏は、家にある簡単な楽譜を初見で弾いてみました。 入試のために利用したコンクールや本番練習の機会を教えてください。 Aさん 日本クラシック音楽コンクール、Kピアノコンクール、ソナタコンクール。 当日落ち着いて演奏するために、気を付けて練習したことは何ですか。 Aさん 練習はじめに、本番のつもりで録音をしながらパッと通す練習をしました。 何があっても通して弾ききる訓練と緊張感に慣れるためです。 あと今年はバッハのフーガがあったので各パートを暗譜で四声一段ずつ楽譜に書けるかをやりました。 前日はどのように過ごしましたか。 Aさん 11月くらいに予約していた秋葉原スタジオノアで夜8時くらいまで練習しました。 あまり沢山練習しすぎないようにしました。 家が遠かったので、上野近くのホテルに泊まり、お風呂に入ったりごろごろしたりリラックスしてから早めに寝ました。 入試で一番苦労したことは何ですか。 Aさん 入試だと思わないようにすることです。 【試験中】 試験会場の響きとピアノの状態を教えてください。 Aさん A会場…中学校の教室くらいの広さで、ホールほどは響きませんが調子に乗ってペダルを踏みすぎるとすぐにごります!←調子に乗った人 ピアノは軽めに感じました。椅子はトムソン椅子で、多少ガタガタしますが、そんなには気にならなかったです。 B会場…とても響く会場です。速いパッセージはもごもごしやすいのでハキハキ喋るつもりで指を動かしたほうが良いと思いました。 ピアノ自体はとても綺麗な音です。 余談ですが、学校は全く寒くないです。ストーブや暖房がとても効いています。練習室は、マスクをしていると酸欠になりそうなくらい暑かったです。会場は心地よい温度です。 面接で何をきかれましたか。 Aさん 面接は二部屋で並行で実施しているようでした。 受験番号を言って入室し、失礼しますと言って着席しました。 女性の先生が一人、男性の先生が二人でした。 うなずきながら笑顔で聞いてくれました。 各先生から2問ずつ質問されました。 1.藝高を目指すようになったのはいつですか。きっかけは何ですか。 2.どんな音楽家になりたいですか。 3.ソルフェージュ、楽典はいつごろから勉強をはじめましたか。また、それらについてどう思っていますか。 4.先程学科試験がありましたが、それらの教科はこれからどのように勉強していきたいですか。 5.自宅からどのように通いますか。 6.入学できることになったら元気に通えますか。 持っていくと良いものはありますか。 Aさん 充電式電気手ぶくろ、カイロ、飲み物。 【今後について】 藝高でどんな勉強がしたいですか。 Aさん 自分の好きなこと、得意なことをもっと掘り下げて学んでみたいです。 将来の夢は何ですか。 Aさん 自分の作った曲を発表してみたいです! 藝高を目指す後輩にアドバイスをお願いします。 Aさん 受験で忙しくなる前にオーケストラなどの生演奏を聞く機会をもっと沢山設ければよかったなと思いました。 藝高行くんだ! という気持ちもとても大切ですが、それ以上に音楽を楽しむことが大切かなと思います。 お忙しい中、たくさんの質問に答えてくださってありがとうございました。 (ひとりごと。来年は7年ぶりに藝高受験生がいない年になりそうです。)
《佐藤卓史デビュー20周年企画》全音ピアノピース毎日演奏チャレンジ 2023年元旦より、毎日一曲ずつ頑張って更新しています! 良く知ってるあの曲や、今となってはあまり演奏されない曲など、 いつものレッスン室からご紹介していますので、是非、YouTubeのチャンネル登録をよろしくお願いいたします。 登録はこちら (もう少しで登録者数1000人!)

















